こだわり
注染工房のこだわり
100年以上の伝統をもつ「注染」
注染(ちゅうせん)とは、特殊な糊で防染し重ね上げた生地の上から染料注ぎ模様部分を染め上げる伝統的な型染めの一種です。糸の芯まで色が染まるので生地の裏表無く使用することができます。生地風合いは洗い前から柔らかいですが、使い込むほどに程よく柔らかくなり、風合いや質感の変化が楽しめます。
「注染」の特徴
糸自体を染めるため、
裏表のないきれいな染め表現
同じデザインでも色味や染色手法によって風合いが変わる
繊細なぼかし、絶妙なタッチや立体感など独特な風合い
染料の特性を熟した職人
だからこそできる美しい染色
片面しか色がのらないプリントと違って、 注染は糸自体を染めるので、表・裏がないのが最大の特徴です。染色工程では糊付された反物を台の上にのせ染料をジョウロで注いで染めます。 この作業はただジョウロで染料を注ぐだけではきれいに柄が染められません。染料の特性を熟知した職人「壷人」が、そそぐ量や浸透させるタイミングなど熟練の知識と技術で染め上げます。
和柄からアニメまで
生活に馴染む多様なデザイン
伝統的な和柄や上品な花柄はもちろん、注染による職人の手作業ならではの繊細で味わい深い風合いはアニメやキャラクターの現代的なデザインにもマッチします。「記念品や贈答用としてオリジナルデザインを制作したい」などの際はお気軽にご相談ください。
伝統工芸の「伊勢形紙」を使用
伊勢形紙は、友禅、小紋などの柄や文様をきものの生地に染めるのに用いるもので、千有余年の歴史を誇る伝統的工芸用具です。
和紙を加工した紙(型地紙)に鋭利な彫刻刀で、文様や図柄を丹念に彫り抜きます。形紙を作るには高度な技術と共に根気と忍耐が必要になります。